気象庁が櫻の開花予想を出した日、なんという皮肉な事でしょう、気温は10度を割り込みました。高齢の母も心臓の調子がおかしくなり厄介千万。人の身体と言うものすぐに暖冬に順応しているようですから突然の環境変化にはついていけません。
街が春模様に変って行こうとする矢先、厳しい北風にオーバーコートを慌てて着る始末。
午後4時も過ぎると手先も冷たく、お日様は出ているのだが風の冷たさには困ってしまいます。
昼過ぎ東山に近い病院の長時間の検査の後、京都御苑の梅林を覗いてみようと途中下車。
今年初めてお邪魔するはず。もう見頃は終っているはずなのですが、それでも甘い香りが漂ってましたね。このところの強風で散った小さな花弁が散らばっていました。もうすぐ梅はその盛りを隣の桃林に譲って行こうとしています。しかし折角咲き始めようとした桃はちょっとこの予想もしなかった寒波に戸惑った様子でふくらみを縮こめてるようでなにか可愛いかんじがありましたね。桃の花の匂いは未だ・・・・ やっぱり梅の香には追いつけて居ないですね。
老鶯 7
梅の香を惜しむ姿の鳥一羽